モクモク通信2016冬号
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モクモクの冬いちごいちごモクモクの冬いちご農場だよりおいしいいちごをつくるために続けている三つのことおいしいいちごをつくるために続けている三つのことおいしいいちごをつくるために続けている三つのこと「冬のいちご」を収穫するためにいちご担当 野口 真二 モクモクでいちごづくりを始めて20年目の冬を迎えます。 長く続けている中で年々「おいしい」という声をいただくことが多くなるととても嬉しく思っています。 おいしいいちごをつくり続けるために私たちが続けていることが三つあります。 一つは、「水やりの量」を細かく管理すること。 水はやりすぎると湿気により病気になる危険があるほか、味が水っぽくなってしまいます。しかし少なすぎて乾燥しすぎても今度は害虫が発生する原因になってしまい、枯れてしまっては元も子もありません。健康に保ちながら濃厚な味を保てるぎりぎりの量を見極めるため、毎日食べてみて天気や気温、味を見ながらハウスごとに水量を決めています。 二つ目は「完熟の状態」で摘んで出荷すること。 これは「一番おいしい状態」で食べていただくためにあ たり前にしてきたことです。お店に出したり、出荷する場合、傷んでしまう危険を減らすために少し青いうちに採ってを始めりをいちごづくいでクモクモ20年目。の冬を迎えますいとい」いいいしいお「年々る中でいいてく続け長ても嬉なるととくことが多いただくいをう声。いますいしく思って続けるために私たいちごをつくり続いいいいしいお。ありますつあ三三いることがいちが続けて一細かく管理するを細水やりの量」「つは、こと。と湿るりすぎやは水危るなより病気に気にっ味が水、ほか険がある。ますいしまてっなぽくて乾燥なすぎし少しかも今度は害虫てしすぎが発生する原因になっても子もありませては元っしまて枯れ、いいしまな味を保てるぎ健康に保ちながら濃厚な。ん毎日食べてみて、りぎりの量を見極めるため、ウスごとに水量ハ味を見ながらハ天気や気温、。いますいを決めて摘んで出荷するで「完熟の状態」目はつ二二こと。これは「一いたいで食べて態」い状態いいしい番お。てきたことですてたり前にしためにあだくしま傷んで場合、出荷する場、お店に出したり青いうちにう危険を減らすために少し青ちいに採っ モクモクでいちごづくりを始めて20年目の冬を迎えます。 長く続けている中で年々「おいしい」という声をいただくことが多くなるととても嬉しく思っています。 おいしいいちごをつくり続けるために私たちが続けていることが三つあります。 一つは、「水やりの量」を細かく管理すること。 水はやりすぎると湿気により病気になる危険があるほか、味が水っぽくなってしまいます。しかし少なすぎて乾燥しすぎても今度は害虫が発生する原因になってしまい、枯れてしまっては元も子もありません。健康に保ちながら濃厚な味を保てるぎりぎりの量を見極めるため、毎日食べてみて天気や気温、味を見ながらハウスごとに水量を決めています。 二つ目は「完熟の状態」で摘んで出荷すること。 これは「一番おいしい状態」で食べていただくためにあ たり前にしてきたことです。お店に出したり、出荷する場合、傷んでしまう危険を減らすために少し青いうちに採ってしまうのが一般的ですが、どうしても完熟のおいしいいちごを食べてもらいたいので、朝摘みしたものをパック詰めしています。 そして三つ目は「さちのか」をつくり続けること。 これまで、女峰や章姫、紅ほっぺなどいくつもの品種を育ててきましたが、果肉がしっかりしており、甘みが強くバランス良く酸味もあって、濃い味が特徴の「さちのか」に惚れ込んで、ここ数年間つくり続けています。 ただ、他の品種に比べ、たくさん収穫することが難しく、病気にもなりやすいという難しい品種ではありますが、さちのかの味が私たちの一番の自慢なのでこの弱さともうまく付き合っていこうと思っています。 いちごといえば冬!と思われがちですが、本来いちごは冬の間休眠するため、花を咲かせて実をつけるのは春になってからです。しかしなんとか一番おいしい冬に収穫できるように、「春」の気温や日照時間をつくりだす工夫をしています。 まず「春の気温」に近づくように間伐材を利用したペレットボイラーでハウス内を暖めています。しかしいちごはある程度寒くならないと新しい花をつける準備をし始めないため、タイミングを見誤らないように慎重にハウスを暖めています。 そして「日照時間」を作るために冬の期間は夕方から8時頃までハウスに明かりをつけて栽培しています。室温が暖かくなり、日も長いことを感じ取ったいちごは『春が来た』と実をつけ始めます。いちごに無理をさせることなく、花が咲き実がなる条件を私たちの手で整えながら、「一番おいしい時期に一番おいしいものを収穫できる」ようにしています。モクモクのいちご摘み体験は「食べ放題」「摘み放題」ではありません 「農業をする立場で、いちごづくりのことをもっと知ってほしい、もっと伝えていきたい」そんな想いで『いちご摘み体験教室』はスタートしました。 今年で20年目を迎えるいちご摘み体験教室ですが、スタート当時は、『○分食べ放題』というのが主流でした。「5分前よ。いくつ食べたの?」「まだ元が取れてないでしょ。早く早く・・・」という親子の会話。家族連れの去ったハウスの中には、赤いところだけがかじられ、ヘタの方にまだ青い実が残った状態のものが残されていました。 「これは、本来の農業者が伝えたい形ではない。いちご摘みを通じて伝えたい、大切なことがあるはず…」と感じ、モクモクでは食べ放題ではなく、しっかりいちごづくりのことを伝える教室形式のいちご摘み体験に。毎年工夫を凝らし、想いが伝わる教室づくりをしています。 モクモクだからできること。食べるだけでは見えてこないつくり手の声を、もっと身近に感じてもらえたらうれしいです。※いちご摘み体験学習の詳細は、本誌裏面をご確認ください。01農場だより・いちご摘み冬のイベント特集❶宿泊・温泉・お花教室ファームレストラン情報子どもレポーター12〜2月のイベント一覧モクモクの直営店情報

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